noshi91のメモ

データ構造のある風景

競プロにおける約数の個数の見積もり

概要

 n \leq N を満たす  n の正整数の約数の個数の最大値は  N ^ {1/ 3} 程度と思っておけば競プロの計算量の見積もりで便利そう。

実験

 d(n) n の正の約数の個数として、 \displaystyle r = \frac{\max _ {1 \leq n \leq N} d(n)}{N ^ {1 / 3}} と定義し、 N r の関係を見る。

つまり、 N ^ {1 / 3} と見積もると実際 *1 にはその  0.1 倍から  3.5 倍程度に収まることになる。

例えば、 n \leq 10 ^ {12} なら  n の約数の個数の  2 乗が  10 ^ {8} より小さいくらいになって  1 sec に間に合いそうと分かる。

*1:競プロだと  N \leq 10 ^ {18} がほとんどだろうという仮定の下